Description Name: 私、夏原葉月と従兄のあの人が一線を越えた夜から数日。 私たちは、昼も夜も、家の中どこでも、ヒマさえあれば求め合うようになってた。 宿題しながら、制服で。ゲームしながら、まったり。 近所の人が来てもお構いなしで、隠れてエッチ。 こういうのはいけないことだってわかってるけど、楽しいし、気持ちいいし……何より、ずっと会いたかったあの人が求めてくれるのが、嬉しくって。 「外でするの、クセになっちゃうかも……♡」 でも、この生活はいつまでも続かない。 あの人がウチにいてくれるのは、この夏の間だけ……。 だから、最後の夜。思い切って、あの人の部屋を訪ねた。 あの人がいなくなっても、忘れないでいられるように……。 蝉の声を聞くたび、私の身体が反応するの。 ……来年もあなたの鳴き声、聴かせてね。